主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 佐賀大学
会議名: 2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 74
開催地: オンライン開催(大会本部:佐賀大学本庄キャンパス)
開催日: 2021/09/24 - 2021/09/25
誘導機の高周波信号重畳による二次磁束位置推定法として,磁気飽和突極性を利用する方法が提案され,また重畳周波数を増加させることで大きな偏差を得られることが知られている。しかし,重畳信号の測定に制御用DSPを用いる場合,サンプリング周波数の観点から重畳周波数を高く設定できない状況が想定される。本稿では,FPGAにより重畳信号の測定における広帯域化を図り,重畳周波数を増加させた場合の高周波インピーダンス特性の測定結果を報告する。測定方法として,電圧及び電流の実測値をFPGAに取り込み,直接,高周波インピーダンスを測定する。その結果,重畳周波数1kHzにおいても測定可能となり,また偏差の大きな特性が得られることを確認した。