主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 佐賀大学
会議名: 2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 74
開催地: オンライン開催(大会本部:佐賀大学本庄キャンパス)
開催日: 2021/09/24 - 2021/09/25
現在、世界での電力需要は大幅に増加している一方で、発展途上国には未だに電力系統が整備されていない未電化村落が存在する。そこで未電化村落を対象に、2種類の河川モデルを想定した小水力発電と、出力変動型分散電源である太陽光発電や風力発電からなるマイクログリッドを対象に、分散電源の導入量の供給信頼度と電力品質への影響を検討した。太陽光発電や風力発電の導入量を増やすことで供給信頼度は改善するが、その導入量が15kW程度を超えると電力品質が許容レベル以下に低下することが分かった。また、小水力発電に使用する河川の流量変化が少なく、発電に必要な最低流量を下回らない場合の方が供給信頼度が高いことが分かった。