主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 佐賀大学
会議名: 2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 74
開催地: オンライン開催(大会本部:佐賀大学本庄キャンパス)
開催日: 2021/09/24 - 2021/09/25
多くのパズルは解が一意であることが重要とされる.ペンシルパズルのスラロームは NP困難な問題であり,計算量理論上,効率的なアルゴリズムは存在せず,また解の一意性を保証することが難しい.それに対し,近年,フロンティア法というグラフ上のパスを数え上げるアルゴリズムを用いたナンバーリンクやスリザーリンクに対するパズルソルバーが開発されている.本研究では,このフロンティア法を用いたスラロームソルバーを開発した.このソルバーは解の一意性を確認することができる.本稿では,この開発したソルバーと既存の制約充足問題を用いたスラロームソルバーとの計算機実験による比較を行い,開発したソルバーの有用性を示す.