主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 長崎大学
会議名: 2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 75
開催地: オンライン(大会本部:長崎大学)
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/17
光ファイバ通信ネットワークの周波数利用効率の向上と大容量化のために、波長多重伝送システムに不可欠な波長合分波器の小型化が求められている。そこで、アレイ導波路回折格子(AWG)波長合分波器について、回路サイズの小型化を可能とする新たな光回路構成として、2つのスラブ導波路を交差させた構成を提案する。その回路構成を実現するために必要となる小曲げ半径のアレイ導波路について、シミュレータにより最適な導波路パラメータを探索した。その結果、導波路材料に高屈折率のシリコンを用いて、比屈折率差を10 %程度にすることで、スラブ導波路を交差させたAWGが実現可能であることを示した。