主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 長崎大学
会議名: 2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 75
開催地: オンライン(大会本部:長崎大学)
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/17
導電性を寄与したナノ微結晶ダイヤモンド(NCD)膜は、化学的に安定、電位窓が広い、バックグラウンド電流が小さい等の優れた電気化学特性を有する。本研究では、同軸型アークプラズマ蒸着(CAPD)法により反応ガスを使用せず、さらに基板への熱付与も行わずに膜作製を行っている。本条件は、結晶性ダイヤモンド膜材料の作製法として主流である化学気相成長(CVD)法からすると異例ともいえる。これまでに膜が難分解性分解用の電解反応用電極として機能することを明らかにした。最近では電気化学センサ用の電極として動作できることも突き止めた。今回は、膜が有する物質検出性能が極めて高いことを確認できたので報告する。