電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第75回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-2A-03
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パルス音の印象評価による障害物知覚の手がかりの検討
*中野 隼汰上見 憲弘
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抄録

視覚障碍者の中には,自ら音を出して,音を出さない障害物の存在を知覚できるものがいる.この知覚では,耳に直接届く音と障害物からの反射音との時間差や音圧差,周波数成分の差などが手がかりとなる.実際には,このような直接音と反射音の混ざった音を聞いた時の印象を用いて障害物知覚を行うと考え,どのような音の印象変化が知覚の手がかりになるのかを調べた.音源にはパルス音を用いる.音の性質を表現する形容詞対をいくつか用意し,SD法を参考に主成分分析等を行い,音の変化の表現に適している言葉について検討した.この結果で得られた表現で障害物知覚を行うことにより,より正確に障害物が知覚できるようになることを狙った.

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© 2022 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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