電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第75回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-03
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視野と避難者の分布を考慮したセルラオートマトンによる避難モデルの基礎的研究
*濵川 史都長谷部 幸大坂本 眞人義永 常宏
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抄録

天災や人災などで避難は複雑な非線形問題であり、すべての人の行動を把握する解を出すことはほぼ不可能であると思われる。しかし、状況を単純化したモデルを用いて、そのモデルを解析することにより、経験や感だけに頼っていた従来の避難時の行動に対して理論的考察を与えることができる。その手法の一つが、セルラオートマトンの中のフロアフィールドを用いたシミュレーションモデルである。現在、実際の人間が避難するための出口までの距離と出口周辺の人口密度を考慮し、より早く外に出ようとする心理を捉えたシミュレーションモデルが開発されているが、視野が考慮されたものでないため、本研究では人間の視野を考慮に入れた動的フロアフィールドによる避難モデルを試作した。

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© 2022 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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