電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2022年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第75回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-02
会議情報

2レベルブロックサイズを用いた重畳型移動正規化法
*賀藤 峻永椎原 皓太江田 孝治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

画像の局所的コントラストを上げる方法として移動正規化法があるが、処理時間が長く動画や高解像度の画像処理に向いていない。本研究の目的は移動正規化法の処理を高速化することと、自然な印象を保ちながらエッジ部のコントラストを上げる方法を検討することである。提案手法では、注目画素を含む複数の局所領域を正規化した結果を重ね合わせ、その結果の重み付き平均を出力画像に出力する。その際に注目画素を全画素ではなく確率的に選択する。また、注目画素がエッジ部か平坦部かで局所領域のサイズを変化させる。その結果、自然な印象を保ちつつ局所的コントラスト上げることができた。さらに処理時間も大幅に短縮することが可能となった。

著者関連情報
© 2022 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top