電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2P-02
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熱的鉄損分布測定における電磁石型励磁器の開発
*吉川 尚輝戸高 孝佐藤 尊
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抄録

サーモグラフィカメラの精度向上によりモータコアの熱的鉄損分布測定が可能となった。しかしながら,励磁には永久磁石回転子を用いているので,定格回転数になるまでに1~2秒を要し,この間の熱伝導や熱伝達の影響を考慮する必要がある。そこで電磁石を用いることで過渡的な時間を短くし,定常に至るまでの影響を抑制することを考え,電磁石型励磁器を開発し検討することにした。結果として,電磁石型励磁器でも永久磁石型励磁器と同様の鉄損分布を得ることができたが,励磁コイルからの熱放射の影響が大きく,ティース先端部の測定精度は低下した。本論文では,試作した電磁石型励磁器の課題について報告する。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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