主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 76
開催地: 崇城大学
開催日: 2023/09/07 - 2023/09/08
量子力学のトンネル効果を応用したデバイスによって組合せ最適化問題を解く、量子アニーリングという技術がある。しかし現在実用化されている量子アニーリングマシンは5000ビット超程度であり、実用的な規模の問題を解くには少ないという問題がある。本発表では特に大規模な問題になりやすい、時間刻みで表現されたスケジューリング問題を題材とし、目的関数を変形することで回帰的に量子アニーリング適用するアルゴリズムを提案する。実験では量子アニーリングマシンを用いた場合と、古典的貪欲法及びシミュレーテッドアニーリングを用いた場合とで、求解可能な問題規模と速度、精度について考察を行う。