電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2023年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第76回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-2P-06
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電動航空機用超伝導同期モータの電機子コイルへ転位を用いた3本並列導体の電流分流の計算
*川崎 剛輝三浦 峻宮﨑 寛史岩熊 成卓
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抄録

近年、二酸化炭素排出量増加に伴う地球温暖化が深刻な問題であるが、世界の旅客需要は増加傾向にある。そこでIATAは2050年までに航空機の二酸化炭素排出量を実質ゼロとする目標を掲げている。目標達成の手段の一つに超伝導回転機を用いた電動航空機の開発が上げられる。電動航空機に使用する超伝導モータの電機子コイルは、超伝導線材1枚に流せる電流の限界以上の通電が必要になるため、複数の線材を積層した並列導体で電機子コイルが構成される。しかし、積層によって各線材への電流に偏りが発生する。そこで今回、3本並列導体の電機子コイルに着目し、積層順を入れ替える転位を用いて各線線材へ均一な電流分流となった。

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© 2023 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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