主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
近年の省エネ化の影響で電気機器の高効率・低損失化が求められている。損失の一つである鉄損は機器内部の鉄心から生じており鉄心には電磁鋼板が使用されている。強磁性体である電磁鋼板は磁区構造を有し、磁区挙動が磁気特性として現れるため、電磁鋼板の磁化状態を知るためにも磁区観察からの検討も行われている。当研究室では磁気光学(MO)センサを用いた安価で簡易的に磁区観察が行えるシステムを構築し、大津の二値化を用いた画像処理、励磁・撮影周期同期法を提案し動的磁区観察結果を報告してきた。本発表では、全画素同時撮影が可能な(グローバルシャッター)カメラを導入し、励磁・撮影周期同期法による動的磁区観察結果の検証を報告する。