電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 04-1P-06
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負極性雷インパルス放電の電界測定システムと放電撮影システムの構築
*多田隈 悠太郎荒岡 信隆鬼丸 遼川上 斗碧二宮 優樹村上 達哉高村 紀充
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抄録

風力発電はエネルギー自給率が低い我が国にとって重要な発電方法である。しかし,風力発電機ブレードの落雷対策を講じても,放電による絶縁物の貫通メカニズムが解明されていないため,落雷事故を完全に防ぐことはできない。放電が絶縁物を貫通する主な要因として放電の電界,圧力,熱などが考えられる。その中でも我々は気中放電の先端が高電界となっていることに注目している。本論文では電界測定システムと放電撮影システムを構築した。棒対平板電極を用いて負極性雷インパルス電圧で気中放電を発生させ,それらのシステムによって放電先端の電界を測定して放電の様子を撮影したので報告する。

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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