主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
産業用モータは長期使用に伴い,部分放電による絶縁劣化が進行する懸念があり,その安全性は,分解点検により担保されている.しかし,分解にはコストと時間を要するため,オンラインによる絶縁劣化診断法の開発が求められている.そこで,本研究では,部分放電によりオゾン濃度が上昇することに着目し,オゾンの分解と発生の過程やオゾン濃度に対する温度,湿度などの環境条件の影響を考慮したオゾン濃度監視による絶縁劣化診断の新手法を提案する.本論では産業用大型モータの実機を模して行ったオゾン分解に関する実験結果及び,実験結果のバラつきを低減させるための実験環境の改善について報告する.