電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 11-2P-08
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鉄筋コンクリート中における電磁パルスの形状変化について
*小川 彰悟田中 俊幸平井 順也
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抄録

現代社会における鉄筋コンクリート構造物は,長期的に利用されるための安全基準が設けられており,年月を経過した構造物には補修,世寿命の推定などのために,コンクリートの強度,ひび割れ,鉄筋の腐食などを試験・検査する必要がある.本研究では,試験・検査方法のひとつである非破壊検査の精度向上のため,パルス波の振幅最大値を抽出することにより鉄筋径,鉄筋の位置,コンクリートの比誘電率を推定する鉄筋探査アルゴリズムを開発した.しかし,伝搬媒質の導電率による電磁パルスの振幅減衰およびパルス幅の広がりにより,正確な推定が困難である.本発表ではパルス幅の広がりを具体的かつ詳細に紹介する.

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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