主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 77
開催地: 鹿児島大学
開催日: 2024/09/26 - 2024/09/27
高い機密性を誇るIEEE802.1x認証は有線無線どちらも利用が可能である.無線環境では認証に成功するとクライアントと認証機器間の通信が暗号化される一方,有線環境では暗号化を行わないためMACアドレスを基に認証が済んでいるか否かを判断する実装が多いように見受けられる.本研究では初めに,クライアントがL2スイッチへ有線接続をした際,1x認証を基にクライアントへVLANを割り当てる環境を構築した.同スイッチに接続した攻撃者がMACアドレスの偽装によって認証回避できることを実証するとともに,偽装に使うMACアドレスの持ち主からの秘匿化をARPスプーフィングで実現できる可能性を検証した.また,これらの対策手法について検討する.