大日本窯業協會雑誌
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耐火物に及ぼす一酸化炭素の作用 (第2報)
山内 俊吉河井 信雄
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1944 年 52 巻 617 号 p. 196-198

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抄録
本報は第1報に繼續して600-900℃間に於ける試製シヤモット煉瓦の一酸化炭素瓦斯による侵蝕に就き比較檢討した. この結果600℃に於ては氣孔率の大きいS2, S3の崩解最も激しく氣孔率小さく成形壓小なるS1が最も抵抗性が大であつた. 崩解は500℃と同樣600℃に於ても供試體内部に介在する “鐵斑點” への炭素の析出に基因した. 700℃に於ては微細な炭素粉の析出は見らるゝが崩解無かつた. 800℃, 900℃では炭素の析出も供試體の崩解も共にみなかつた.
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© The Ceramic Society of Japan
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