窯業協會誌
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アルミノ・シリケート焼結体の赤外線放射特性
高嶋 廣夫
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1981 年 89 巻 1036 号 p. 655-661

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抄録
赤外分光光度計の対比側に黒体炉を備えた装置を用いてアルミノ・シリケート系セラミックスの赤外線放射特性を検討した. その結果, ほとんどのセラミック放射体からの赤外線放射パワーは金属放射体のそれより効率がよかった. 焼結したケイ石やアルミナの赤外線放射スペクトルは遠赤外線放射体と呼ばれる特性を示した. それは赤外線放射の最大強度が波長5-7μmにあるからである. アルミノ・シリケート系セラミックスにアルカリや遷移元素を導入すると, 赤外線放射率は向上した. これらのセラミックの赤外線放射率はプランクの放射分布式から計算した黒体の放射率と比較して推定した.
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© The Ceramic Society of Japan
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