Journal of Chemical Software
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(L-イソロイシナト) クロム (III) 錯体の立体構造変化を伴った平衡反応における, 速度定数決定のための数値積分法, ならびにシンプレックス法を用いた最小二乗法の利用
中田 隆二永山 光子内藤 朋美沖 久也
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1995 年 2 巻 3 号 p. 149-158

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抄録
四種類の (レイソロイシナト) クロム (III) 錯体からなる新しい平衡系 (square network reaction system) が, N, N一ジメチルホルムアミド (DMF) 中で見い出された。純粋な錯体のDMF溶液を一定温度条件下で反応させて得られた各錯体のモル比ー時間曲線を, 数値積分ならびにシンプレックス法を用いた最小二乗法を併用して解析することにより, 各錯体間の平衡反応における速度定数が決定された。この解析法の有用性は, 種々条件下においてシミュレーション実験を行うことによって評価された。
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© Society of Computer Chemistry, Japan
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