不織布ロール(1.0 m×3.0 m)から切り取った供試体(40 mm×40 mm)計1,240枚から,初期の不均一性を考慮して供試体を抽出し,p=4~553 kN/m2の5種類の圧縮応力に対して30日間の長期圧縮クリープ試験を実施した.得られた結果と既往の段階載荷圧縮試験の結果に基づき,信頼区間を考慮した不織布の長期圧縮特性の定式化を行った.その結果を用いて,長期圧縮過程におけるe~log p関係を示し,圧縮応力が大きいほど間隙の減少割合が大きいが,ある程度の空隙は保たれていることを示した.さらに,不織布(1.0 m×3.0 m)の間隙比eの分布状態のばらつきとその変化を視覚的に示した.