ジオテキスタイルシンポジウム発表論文集
Print ISSN : 0913-7882
実地震を受けた道路補強盛土における提案設計法の適用について
福田 直三田尻 宣夫山内 豊聡坂井 直人新谷 秀人
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1993 年 8 巻 p. 111-120

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抄録

この論文は,釧路沖地震(1993年1月15日;Mj=7.8)で被害を受けなかった道路補強盛土を対象とした地震時の安定解析結果を述べる。盛土地点と震央との距離は約33kmであり,盛土地点の推定水平加速度は310galを越えるものであった。対象とする道路補強盛土の規模は,高さ:5.5m,斜面勾配:73.3°,補強材:ジオグリッドSR-55,壁面材:エキスパンドメタル,上部盛土高さ:1.2mである。解析は,建設省土木研究所の耐震設計法に従って実施し,ジオグリッド研究会の設計法と比較した。

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© 国際ジオシンセティックス学会日本支部
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