1993 年 8 巻 p. 121-127
北陸自動車道と盤越自動車道が交差する新潟中央インターチェンジの橋梁は極めて軟弱な地盤の上に建設される。新潟中央ICは、本線及びランプが三層に交差する構造で、高さ8~13mの盛土と8橋の橋梁で計画されているが、軟弱地盤上の橋台に大きな背面の土圧が作用し杭の水平抵抗が取れないために、大規模な箱式橋台となり、不経済であるため対策工法として背面土圧の軽減を検討し、橋台背面土圧軽減工法としてジオシンセティックスを用いた橋台を採用した。新潟中央IC・Cランプ橋において、A1橋台背面については発泡スチロール(EPS)を用いた軽量盛土工法、A2橋台背面についてはジオグリッドを用いた補強土工法による土圧軽減によって橋台の施工を行ない、その効果の確認を行った。