ジオシンセティックスシンポジウム発表論文集
Online ISSN : 1884-3719
Print ISSN : 1344-3496
ジオグリッドによるパイプラインの浮上防止効果について
毛利 栄征河端 俊典藤田 信夫Hoe I. Ling
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1997 年 12 巻 p. 98-106

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抄録

地中に埋設されるパイプラインは地下水によって浮力を受けている。このためパイプラインは浮上を防止するために所定の深さ以上に埋設することが不可欠であるが、このことが工事経費拡大の主要因となっている。このため特に、大口径のパイプラインでは掘削する溝が深くなることから、施工経費の縮減のためには浅く埋設する事が要求されてきている。
本論文では浅く埋設したパイプラインの浮上を防止することを目的としたジオグリッドの効果を大型埋設実験によって確認した。実験に用いたパイプの口径は1100mmである。ジオグリッドをパイプの上部に敷設することによってパイプの周辺に埋設した埋戻し材を拘束することができる,とともに,その重量全体による浮上防止効果を期待することができることを明らかにした。さらに、ジオグリッドには単純な引き抜きではなく、曲げモードが卓越することからパイプの浮上防止メカニズムについても言及している。

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© 国際ジオシンセティックス学会日本支部
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