ジオシンセティックス論文集
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自然共生型補強土護岸工法の設計法について
森口 周二八嶋 厚沢田 和秀前田 英史松本 七保子間 昭徳弓良 知久保田 薫
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2003 年 18 巻 p. 191-196

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抄録

近年、多自然型河づくりの奨励、河川法の改正等により、既存の自然生態系の保全を考慮した多自然型河川護岸工法が考案されている。筆者らはこれまでに、河川護岸に対して、ジオグリッドを用いた「補強土護岸工法」を提案している。河川護岸に対して補強土工法を用いることにより、工期・工費の削減が可能であり、壁面の緑化が可能なため、自然共生型の護岸となる。補強土護岸工法の設計・施工法の確立を目的として、実河川における試験堤防構築、陸上での実大規模破壊実験、および室内でのモデル実験を行った。これらの結果に基づいて、設計・施工マニュアルを作成した。本論文では、設計マニュアルについて報告する。

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© 国際ジオシンセティックス学会日本支部
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