脳神経外科ジャーナル
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腫瘍摘出手術に必要な検査法 : 術中検査
伊関 洋村垣 善浩丸山 隆志川俣 貴一杉浦 円南部 恭二郎苗村 潔岡田 芳和堀 智勝高倉 公朋
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2002 年 11 巻 8 号 p. 508-514

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抄録
手術の安全性をどのように確保するかが今問われている.手術計画を立てるにあたり,術前に解剖学的位置関係を画像化し,機能領域の位置および分布を機能画像や神経生理学的な検査法で確認することは,必須であることはいうまでもない.さらに,術中にもbrain shiftに対応した術中の画像の取得とeloquent areaの機能領域を同定しながら,機能を温存することが重要なこととなった.オープンMRI下の手術は,術中に摘出すべき脳腫瘍を可視化し,脳機能を計測することによって必要な機能を温存しながら過不足なく脳腫瘍を摘出することが最終目標である.
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© 2002 日本脳神経外科コングレス

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