脳神経外科ジャーナル
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11 巻, 8 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 11 巻 8 号 p. Cover26-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 11 巻 8 号 p. Cover27-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 501-505
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. App10-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2002 年 11 巻 8 号 p. 507-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 伊関 洋, 村垣 善浩, 丸山 隆志, 川俣 貴一, 杉浦 円, 南部 恭二郎, 苗村 潔, 岡田 芳和, 堀 智勝, 高倉 公朋
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 508-514
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    手術の安全性をどのように確保するかが今問われている.手術計画を立てるにあたり,術前に解剖学的位置関係を画像化し,機能領域の位置および分布を機能画像や神経生理学的な検査法で確認することは,必須であることはいうまでもない.さらに,術中にもbrain shiftに対応した術中の画像の取得とeloquent areaの機能領域を同定しながら,機能を温存することが重要なこととなった.オープンMRI下の手術は,術中に摘出すべき脳腫瘍を可視化し,脳機能を計測することによって必要な機能を温存しながら過不足なく脳腫瘍を摘出することが最終目標である.
  • 若林 俊彦, 中原 紀元, 水野 正明, 梶田 泰一, 吉田 純
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 515-520
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    遺伝子治療の臨床応用は1990年,米国にて始まった.当初は遺伝子欠損による先天性疾患が治療の対象であったが,初期の症例での安全性や有効性が報告されると,その対象疾患が急速に広がり,癌や後天性難治性疾患までもがその対象疾患となった.癌に対する遺伝子治療法として実際に臨床応用されている方法は現在までのところ,癌細胞の異常な遺伝子を正常化する遺伝子修復治療,癌細胞の細胞死や増殖抑制に関する遺伝子を導入する方法,あるいは癌免疫を賦活する遺伝子を導入する遺伝子補充療法などがあげられる.本稿では,臨床応用されたかあるいは臨床治験の申請が出されている遺伝子治療法について概説するとともに,特に脳腫瘍領域での遺伝子治療の臨床応用の概略を呈示し,さらにわれわれが2000年4月より臨床研究を開始している正電荷リポソームを用いた脳腫瘍に対するヒトβ型インターフェロン遺伝子によるサイトカイン遺伝子療法の臨床経験について述べ,また今後の脳腫瘍の遺伝子治療の方向性についても概説した.
  • 佐藤 慎哉, 嘉山 孝正
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 521-529
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    脳は他臓器と異なり,前頭葉や側頭葉の一部の腫瘍を除きsafety marginをとっての拡大摘出は術後の機能障害出現の可能性から困難であり,摘出はtumor bulkとよばれる腫瘍細胞密度の高い部分に限られるため,手術療法のみで治療が完結するわけではない.しかし,放射線・化学療法を併用してもなお生命予後を最も左右するのは手術による摘出度であり,たとえ病変がeloquent area近傍に存在する場合でも可及的全摘をめざす必要がある.本稿は,新たな機能障害を回避したうえで最大限の腫瘍摘出を行うための腫瘍摘出法,すなわち脳腫瘍の摘出に際してわれわれが行っているジャイレクトミー(gyrectomy)法を中心に,新しいコンセプトによるグリオーマの手術方法について報告する.
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 529-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 森下 暁二, 近藤 威, 江原 一雅, 玉木 紀彦, 児玉 良典, 大林 千穂
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 530-535
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    9歳女児で左頭頂葉に発症したpapillary meningiomaについて報告した.腫瘍は初回手術時,直径およそ6cmで全摘出された.しかし,その後局所に6年間で6回の再発をみた.組織型は乳頭様の細胞が管腔を形成する典型的なpapillary meningiomaであった.MIB-1 indexによる細胞増殖能の検討では,初回手術時が0.4%であったものが,手術を繰り返すごとに上昇し6回目の手術は17.5%まで上昇した.また,開頭術時の皮膚弁の一部に皮下転移を3回認めた.papillary meningiomaは全髄膜腫の数パーセントのまれな型である,WHO分類では,gradeIIIに分類され,多くは予後不良の腫瘍である.MIB-1 indexが良性髄膜腫の再発を予測する因子として有意義であることは広く知られているが,papillary meningiomaではMIB-1 indexの高低にかかわらず再発の危険性が高いことが考えられ,厳重な術後の経過観察および補助療法の検討が望まれる.
  • 河野 勝彦, 絹田 祐司, 中谷 英幸, 小出 智朗, 新田 直樹, 古瀬 清次, 岩佐 葉子
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 536-541
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    腫瘍の一部が悪性転化し急速に増殖したと考えられる大脳鎌髄膜腫の1例を経験した.症例は58歳,女性.進行性の意識障害で入院した.CT,MRIにて両側前頭葉にまたがる巨大な腫瘍性病変を認めた.腫瘍性病変は2つのコンポーネントよりなり,大脳鎌を挟んで正中からやや左に存在し内部に石灰化を認める腫瘍部分と,これに接して右前頭部を占有し内部に一部cystを認める腫瘍部分とに区別された.病理組織所見では大脳鎌部の腫瘍がfibrous meningioma(WHO grade I),右前頭部の腫瘍がmitosisを伴うatypical meningioma(WHO grade II)であった.2つのコンポーネントを示すユニークな所見は通常の大脳鎌髄膜腫の一部に何らかの原因で悪性転化が起こり,その部分が急速に増大したためと考えられた.
  • 宮崎 宏道, 若本 寛起, 折居 麻綾, 石山 直巳, 田伏 将尚
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 542-545
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    脳内出血で発症後,血腫が亜急性に増大を示し症状の悪化を認め手術を要した海綿状血管腫のまれな1例を経験した.症例は68歳,男性.既往としてITP(idiopathic thrombocytopenic purpura)の疑いがあり血小板数の低値(10万/mm^3前後)を認めていた.一過性の意識障害で発症しCTにて右前頭葉に2cm大の皮質下血腫を認めた.その後CT上血腫は漸増し,見当識障害が出現するころには6cm大になっていた.発症17日目に行った手術では液状の黒色血腫とその外壁に1.5cm大のmassを認め摘出.血腫に被膜は認められなかった.摘出組織の病理は海綿状血管腫であった.海綿状血管腫からの脳内出血の後,血腫がほぼ持続的に増大した経過をとらえた報告はまれである.本例の特異な臨床経過には血小板の低値が一因となった可能性が考えられた.
  • 小山 新弥, 福田 修, 高羽 通康, 亀田 宏, 斎藤 隆景, 桑山 直也, 遠藤 俊郎
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 546-550
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    症例は,59歳男性.前日に突発する右頸部痛を主訴に来院した.来院時CTで明らかな異常所見を認めなかったため,帰宅させた.しかし,頸部痛発作から約35時間後クモ膜下出血を発症し,緊急入院となった.脳血管撮影では,後下小脳動脈分岐部を巻き込んだ右椎骨動脈のpearl and string signを認めた.経時的脳血管撮影で動脈瘤の大きさが増大したため,第23病日にcoilによる右椎骨動脈のproximal occlusionを施行した.第57病日,動脈瘤は著明に縮小し,明らかな神経症状はなく退院した.
  • 沖永 貴美子, 土屋 喜照, 永島 博, 岡 秀宗, 田村 晃, 中込 忠好
    原稿種別: 本文
    2002 年 11 巻 8 号 p. 551-555
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    急性硬膜外血腫がcontrecoup injuryで生じたまれな1例を経験したので報告する.症例は55歳,女性.白宅アパート前に仰臥位で倒れているところを通行人に発見された.右後頭部のみ頭皮の挫創が認められた.頭部X線検査で右後頭骨の線状骨折が,頭部CT検査で右後頭部の急性硬膜外血腫と両側前頭部の急性硬膜外血腫が認められた.患者の意識障害が高度であったため,両者の開頭血腫除去術を施行した.まず,後頭部の硬膜外血腫除去を行い,続いて前頭部の血腫除去を行った.出血源は,右後頭部硬膜外血腫は骨折部直下の硬膜動脈で,両側前頭部硬膜外血腫は上矢状静脈洞であった.患者の術後経過は良好で,第17病日に退院,社会復帰した.急性硬膜外血腫がcontrecoup injuryで生じた例はまれで,われわれが文献を渉猟した限り4例の報告があるのみであった.
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 556-557
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 558-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 559-560
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 561-562
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 563-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 11 巻 8 号 p. 564-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 11 巻 8 号 p. Cover28-
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
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