脳神経外科ジャーナル
Online ISSN : 2187-3100
Print ISSN : 0917-950X
ISSN-L : 0917-950X
悪性髄膜腫の臨床的検討と治療方針 : 手術的摘出度, 再発, 放射線治療, performance status に関する検討から
坂本 辰夫桜井 孝山下 弘一田口 芳雄林 龍男関野 宏明鈴木 宏俊
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

1993 年 2 巻 4 号 p. 295-301

詳細
抄録
悪性髄膜腫11例について検討した.悪性髄膜腫は60歳以上の発症群では予後不良であること,Simpson's grade IVの術後再発例はなかったが,Simpson's grade II〜IVまでの間では再発までの期間に差がなかったこと,現状では放射線治療の効果は否定的であること,再発を繰り返してもperformance statusの低下を避けられれば予後良好であることなどが判明した.以上より悪性髄膜腫の治療方針は,できればSimpson's grade Iの手術を行うこと,画像診断のフォローアップを密に行い,症状発現前に腫瘍の再増大を発見し,無理のないcyto-reduc-tion surgeryを重ねることであると考えられた.
著者関連情報
© 1993 日本脳神経外科コングレス

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top