脳神経外科ジャーナル
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削開可能な頭蓋底骨モデルを用いた頭蓋底外科手術練習用モデルの作製方法
森 健太郎
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2011 年 20 巻 7 号 p. 524-530

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抄録
頭蓋底外科練習用モデルの作製方法について報告した.削開可能な市販の頭蓋骨モデルを基に,海綿静脈洞の内外壁をシリコーン製の硬膜2層構造で再現するとともに,人工脳神経や人工内頚動脈を再現した.Periosteal bridgeを人工骨膜で再現したり,動眼神経を前床突起の外下方に留置するなど,頭蓋底外科に重要な構造物の再現に留意した.電線を用いて椎骨脳底動脈を再現し,シリコーン製の小脳テントを再現した.これらの構造物を作製しながら,頭蓋底外科に必要な3次元的解剖の理解が可能である.
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© 2011 日本脳神経外科コングレス

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