脳神経外科ジャーナル
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頚部頚動脈の狭窄性病変におけるMRI画像診断(<特集>閉塞性脳血管障害における新たな展開)
佐々木 真理
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2012 年 21 巻 5 号 p. 395-399

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抄録
頚部頚動脈の狭窄性病変の画像診断としてMRプラークイメージングが注目されているが,施設・装置間の差異は大きく,さまざまな手法が十分な最適化や検証なしに用いられている.T1強調画像の中では,心電同期black-blood法のコントラストは不良であり,MP-RAGE法は脂質のコントラストが低下する傾向がある,一方で,通常のSE法やMRA元画像は比較的良好なコントラストと汎用性を有している.今後,精度検証と標準化を推し進め,質の高い臨床研究によってMRプラークイメージングの臨床的意義を確立していく必要がある.
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© 2012 日本脳神経外科コングレス

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