脳神経外科ジャーナル
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頚動脈狭窄症に対する最新のEBMと治療選択(<特集>閉塞性脳血管障害における新たな展開)
飯原 弘二
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 21 巻 5 号 p. 389-394

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抄録
本稿では,最近の頚動脈狭窄症に対する頚動脈内膜剥離術とステント留置術の脳卒中予防効果と安全性に関する無作為比較試験の最新のエビデンスをレビューし,治療選択上のポイントについて解説する.至適治療選択と術者のトレーニングシステムの構築が,周術期合併症率の低減に必須である.ステント留置術では遠位塞栓防止デバイスの使用が,脳塞栓性合併症の予防に必須である.さまざまなリスクを有する頚動脈狭窄症に対する至適治療選択は,ますます重要性を増すものと思われる.
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© 2012 日本脳神経外科コングレス

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