脳神経外科ジャーナル
Online ISSN : 2187-3100
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特集 出血性脳血管障害
未破裂脳動脈瘤治療における「判断と行動」
髙橋 淳片岡 大治佐藤 徹森 久恵
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2016 年 25 巻 1 号 p. 4-14

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抄録

 近年の多施設共同前向き研究によって, 未破裂脳動脈瘤の自然予後が明らかになるとともに, 日本人の高い破裂率が立証された. 臨床現場では患者の予後改善のために, これら最新のデータを踏まえた治療介入判断が必要であるが, 一方で個々の症例に特有の種々の問題があり, 臨床医には総合的な「判断と行動」が求められる. また, 大規模研究データに基づいた事前介入のみでは国内SAH総数を大幅削減することは困難であり, 単純に「みつけて治す」だけでない, 新たな診断・治療概念の登場を待たなくてはならない.

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© 2016 日本脳神経外科コングレス
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