脳神経外科ジャーナル
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特集 ニューロサイエンスの展望(脳神経外科学へのメッセージ)
ニューロサイエンスからニューロテクノロジーへ
—ニューロコミュニケーターを用いた脳情報の解読と活用—
長谷川 良平
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キーワード: BMI, BCI, EEG, communication
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 25 巻 6 号 p. 497-503

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抄録
 近年, 「脳を理解する」ための基礎科学であるニューロサイエンスの成果に基づいて「脳を活用する」ためのさまざまな技術を開発するニューロテクノロジーの開発が盛んになってきている. 中でも注目されているのが, 脳と機械を直結する「ブレイン-マシン インターフェース」 (brain-machine interface : BMI) 技術である. 著者の研究グループでは認知機能にアクセスするBMIの一種として脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」の試作開発に成功した. 現在, この装置の福祉機器としての実用化に向けて試作と実証実験のサイクルを加速させている.
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© 2016 日本脳神経外科コングレス

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