脳神経外科ジャーナル
Online ISSN : 2187-3100
Print ISSN : 0917-950X
ISSN-L : 0917-950X
特集 小児脳神経外科
頭蓋骨縫合早期癒合症の診断と治療―現状と課題―
赤井 卓也山下 昌信飯塚 秀明黒田 敏
著者情報
キーワード: craniosynostosis, treatment, diagnosis
ジャーナル オープンアクセス

2019 年 28 巻 4 号 p. 197-204

詳細
抄録

 頭蓋骨縫合早期癒合症は, 頭蓋骨縫合だけが早期癒合する単純型と顔面骨早期癒合, 指趾異常 (合指趾, 幅広拇趾など), 関節拘縮, 長管骨癒合, 眼瞼下垂などを伴う症候群がある. 罹患縫合が単一の場合, 複数の場合があり, 頭蓋形態も種々で多様性に富む疾患である. 発育途中の頭蓋骨を治療するため, 年齢, 頭蓋形態により手術方法が異なり, 治療のコンセンサスは確立されていない. 骨延長法や頭蓋形成ヘルメットなど, 低侵襲に良好な頭蓋形態を得るための手術法は進歩しているが, 未解決の課題も多い. 本論文では, ①治療の歴史的変遷, ②治療の現状と課題, ③治療戦略のアルゴリズム, ④病態解明と予防に向けた研究の現状について述べる.

著者関連情報
© 2019 日本脳神経外科コングレス

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top