大阪市立大学脳神経外科
2020 年 29 巻 1 号 p. 17-24
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頭蓋底腫瘍は病理学的には比較的良性の疾患が多い. しかし神経, 重要血管との位置関係から, 手術摘出が困難であり, 臨床的には必ずしも良性の経過をとらない. また腫瘍の最大切除が長期腫瘍制御に重要であるが, 一方手術合併症により患者の予後を悪化させる場合もある. 術者および施設ごとに手術成績が大きく異なるため, 一般に治療エビデンスを証明しにくい領域である. 今回はわれわれが考える頭蓋底腫瘍の治療戦略について説明する.
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