佐賀医科大学脳神経外科
1994 年 3 巻 3 号 p. 259-262
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
陥没骨折の整復には,通常鋼線が使用される.しかし,多数の骨片よりなる複雑な陥没骨折の場合,骨片の歪み,粉砕による骨量の減少のため,通常の鋼線による固定では,外観に凹凸を生じたり,十分な強度が得られない場合がある.今回われわれは,多数の骨片よりなった複雑な陥没骨折の2症例に対して,チタンミニプレートを用い良好な頭蓋骨形成が得られたので報告した.術後プレート局囲の炎症反応もなく,また,術後のCT,MRIでのアーチファクトも少なく,読影に支障はなかった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら