慶應義塾大学医学部脳神経外科
2021 年 30 巻 9 号 p. 665-672
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より複雑かつ高度な頭蓋底外科手術を安全に行うための, 現代のcadaver surgical trainingの実際について述べた. 脳除去後の通常ホルマリン固定の献体は, 詳細な解剖の学習や組織学的研究に有用であった. フェノール, エタノール, メタノールを加えた新しい固定法は手術シミュレーションに適していた. 医師が行う解剖を外科手技の発展に活用するためには, 学内の組織構築が必須である.