2025 年 34 巻 1 号 p. 48-54
腰椎椎間孔狭窄の中でも, L5/S1椎間孔狭窄は頻度が高いものではあるが, その画像診断はしばしば困難である. L5/S1椎間孔狭窄に対する外科治療の選択肢は肉眼的手術, 顕微鏡下手術や内視鏡下手術などあるが, 手術適応は施設によってさまざまであり一定の基準はない. 当院の顕微鏡下手術と内視鏡下手術の治療成績を比較すると, 内視鏡下手術は手術侵襲が少なく患者負担の少ない治療であり, 両者は同等の臨床症状の改善を示した. また, 両者において手術前後の脊椎アライメントへの影響も差はなかった. L5/S1椎間孔狭窄に対する内視鏡下手術は良好な治療成績を達成できる低侵襲な治療であり, さらなる発展が期待される.