京都府立与謝の海病院脳神経外科
京都府立与謝の海病院耳鼻咽喉科
1997 年 6 巻 10 号 p. 696-700
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
外傷後20年を経過して脳膿瘍で発症した1例を報告した.抗生物質による保存的治療法で脳膿瘍の縮小を認めたが,鼻内視鏡手術による副鼻腔炎の根治術後に髄液鼻漏の合併を認めたため,両側前頭開頭による髄液痩閉鎖術を行った.頭蓋底の骨欠損が大きい場合や,副鼻腔内に脳実質が陥入している場合には,後に頭蓋内感染症や髄液漏を合併する場合があるため注意を要する.診断には三次元CTやMRIが有用であった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら