脳神経外科ジャーナル
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脳腫瘍に対する頭蓋底外科の術中トラブルとその回避
大畑 建治Moududul Haque森野 道晴永井 健司白馬 明
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1997 年 6 巻 11 号 p. 752-760

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抄録
頭蓋底外科の合併症とその回避方法について報告する.頭蓋底部の再建における基本的な操作は,まず硬膜を遊離自家組織を用いて密に閉鎖し,その後に血行のある組織弁を用いて硬膜を覆うことである.正しく再建されていれば,術後に髄液漏が生じても腰椎部持続髄液ドレナージのみで容易に治癒させることができる.橋静脈や脳表静脈は,他の静脈の損傷時に側副循環を形成する可能性があるため,たとえ小さくてもできるだけ温存する.顔面神経は再生能力が強いため,術中に損傷した際はその場で再建する.頭蓋底外科では,到達法自体によってもたらされる合併症があるため,適応を十分に検討する.
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© 1997 日本脳神経外科コングレス

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