日本臨床整形外科学会雑誌
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テルダーミス®真皮欠損用グラフトを利用した皮膚欠損への対応─過去25年間の経験症例から─
米澤 幸平米澤 孝信米澤 嘉朗
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2020 年 45 巻 1 号 p. 95-96

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抄録

テルダーミスを利用した皮膚欠損例,38症例42部位を報告した.罹患部位は手指81.0%,足趾11.9%であった.骨折の合併35.7%,爪床欠損の合併31.0%で,重症の皮膚欠損例が半数以上を占め,軽症の皮膚単独欠損例は45.2%であった.植皮施行例26.2%,一方植皮なしの治癒例71.4%で多数を占めた.テルダーミスは,創部の治癒機転を促進し,創の管理をより安全,容易にし,臨床的意義は大きい.

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© 2020 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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