日本臨床整形外科学会雑誌
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行政との連携による臨床椎体骨折・大腿骨近位部骨折減少への取り組み
沖本 信和白川 泰山中川 豪寺本 秀文濱崎 貴彦
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2024 年 49 巻 1 号 p. 139-140

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抄録

 広島県呉市では,2017年度から医師会,歯科医師会,薬剤師会と市役所の協力による骨粗鬆症重症化予防プログラムが作成・実践されてきた.同時に,顎骨壊死予防連携ネットワークを開始した.骨粗鬆症治療における,ビスフォスフォネート製剤・デノスマブ製剤による顎骨壊死発生率は,約0.1%であった.臨床的椎体骨折や大腿骨近位部骨折の発生率は,2017年度に比べて2021年度の両骨折の発生率はいずれも減少していた.

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© 2024 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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