筑波大学臨床医学系外科
1982 年 35 巻 3 号 p. 219-223
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内痔核の内視鏡的観察を目的にその撮影法を開発し,痔核表面の微細な変化について検討出来るようになった.この方法を用いて,保存的療法(トリベノシド製剤と副腎皮質ステロイド含有坐剤の併用)の治療效果を検討した結果,内視鏡的効果としてつぎのような所見が得られた.(1)炎症所見の消退と粘膜面の血管透見性の増加.(2)出血性ビランの消失.(3)拡張蛇行した暗赤色の血管が消失し,平滑な鮮紅色小血管の増生.(4)静脈瘤の減衰.
日本直腸肛門病學會雑誌
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