日本大腸肛門病学会雑誌
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慢性関節リウマチの経過中に発症した潰瘍性大腸炎の1例
森 正樹川田 裕一湖山 信篤今村 洋昆野 博臣熊沢 健一芳賀 陽子矢川 裕一芳賀 駿介梶原 哲郎榊原 宣市岡 四象
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1985 年 38 巻 3 号 p. 265-270

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抄録
潰瘍性大腸炎に慢性関節リウマチ様の末梢型関節炎がみられることはよく知られているが,真の慢性関節リウマチと潰瘍性大腸炎の合併はまれである.われわれは慢性関節リウマチの治療中に発症した潰瘍性大腸炎の1例を経験した.症例は37歳の女性で,昭和51年7月頃より関節症状出現,53年7月典型的慢性関節リウマチと診断された.非ステロイド性抗炎症剤の内服,ステロイド剤の関節内注入により治療されていたが,58年2月頃より消化器症状が出現した.同年8月当科入院,潰瘍性大腸炎(左側大腸炎型,活動期,重症,初回発作型)と診断された.潰瘍性大腸炎は絶食とサラゾスルファピリジン,プレドニゾロンなどの全身投与により寛解した.慢性関節リウマチにみられる潰瘍性大腸炎以外の病変についても文献的に考察した.
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