Crohn's Disease ; A Report of Four Cases

I. Nakada; M. Uetake; M. Samejima; H. Ito; Y. Sonoda; K. Komatsuzaki; H. Ubukata; Y. Goto; Y. Watanabe; F. Matsumoto; T. Taira; H. Funayama; J. Yumoto; S. Sato; 田渕 崇文; T. Nishida; K. Yumoto; K. Kanazawa; T. Soma; 西川 貴之

doi:10.3862/jcoloproctology.43.443

当科で経験したクローン病について

中田一郎, 植竹正彦, 鮫島博之, 伊藤浩, 薗田善之, 小松崎薫, 生方英幸, 後藤悦久, 渡辺善徳, 松本文和, 平良朝秀, 舟山仁行, 湯本二郎, 佐藤茂範, 田渕崇文, 西田清一, 湯本克彦, 金沢築, 相馬哲夫, 西川貴之

著者情報

中田一郎
東京医科大学霞ケ浦病院外科
植竹正彦
東京医科大学霞ケ浦病院外科
鮫島博之
東京医科大学霞ケ浦病院外科
伊藤浩
東京医科大学霞ケ浦病院外科
薗田善之
東京医科大学霞ケ浦病院外科
小松崎薫
東京医科大学霞ケ浦病院外科
生方英幸
東京医科大学霞ケ浦病院外科
後藤悦久
東京医科大学霞ケ浦病院外科
渡辺善徳
東京医科大学霞ケ浦病院外科
松本文和
東京医科大学霞ケ浦病院外科
平良朝秀
東京医科大学霞ケ浦病院外科
舟山仁行
東京医科大学霞ケ浦病院外科
湯本二郎
東京医科大学霞ケ浦病院外科
佐藤茂範
東京医科大学霞ケ浦病院外科
田渕崇文
東京医科大学霞ケ浦病院外科
西田清一
東京医科大学霞ケ浦病院外科
湯本克彦
東京医科大学霞ケ浦病院外科
金沢築
東京医科大学霞ケ浦病院外科
相馬哲夫
東京医科大学霞ケ浦病院外科
西川貴之
東京医科大学霞ケ浦病院内科

キーワード: クローン病, 肛門部病変, 保存的療法

ジャーナルフリー

1990 年 43 巻 3 号 p. 443-449

DOI https://doi.org/10.3862/jcoloproctology.43.443

詳細

抄録

われわれは, 最近5年間に10例のクローン病を経験し, その内2年以上経過した4例につき報告した.これらは現在まで保存的治療により緩解が得られ社会復帰中である.症例は26歳女性, 20歳男性, 25歳男性, 22歳女性で, それぞれ直腸狭窄, 肛門周囲膿瘍, 腹痛そして右下腹部痛を主訴として来院した.当初, 人工肛門造設あるいは切除術が考慮されたが, サラゾピリン経口投与および半消化態栄養剤の投与が採用された.その後, それぞれ6カ月, 9カ月, 7カ月そして9カ月後に症状の改善を見, 緩解が得られた.

責任著者(Corresponding author)

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