日本大腸肛門病学会雑誌
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Crohn病1例と潰瘍性大腸炎2例の同胞内発生
三好 正義緒方 裕赤木 由人山崎 国司大北 亮貝原 淳金澤 昌満徳原 宏治森 眞二郎亀井 英樹白水 和雄
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2000 年 53 巻 2 号 p. 100-104

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抄録
特発性炎症性腸疾患(IBD)は遺伝的要因と環境要因とが関与する多要因疾患として捉えられつつあり,遺伝的要因の解明を目的としたCrohn病(CD)と潰瘍性大腸炎(UC)各々の家族内発生例の報告が本邦でも散見されるようになってきた.しかしながらCDとUCとの同一家族内発症の報告例は未だ稀であり,これまで本邦で7家系が報告されているのみである.今回著者らは,CD1例,UC2例の同胞内発生例を経験した.長男がCD,長女,次男がUCを発症し,それぞれのHLAを検索した.CDの長男はA2,A24,B59,B61,Cw1,Cw3,DR4が,UCの長女と次男は同一でA2,A24,B52,B61,Cw3,DR2が陽性であった.これまで同種の家族内発生例で示唆されている表現型との一致が一部に認められ,発症に遺伝的要因を示唆するものと考えられた.
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