材料と環境
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総説
コンクリート橋の塩害対策
わが国における30年の歴史と検証
片脇 清士
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2010 年 59 巻 5 号 p. 195-204

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抄録
塩害が顕在化してからほぼ30年が経過した.現時点では技術基準などが作成されるなど塩害対策はほぼ確立したかのようにみえるが,本質的ないくつかの問題は残されている.合理的な対策を行うには,技術基準だけでなくその背景を含めて総合的な判断を下さなければならない.本解説は,塩害のはじめはどうであったか,当時どのように考え対策がはじめられたか,そしてそれらの対策はいまどのような評価を得ているのかを紹介する.
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© 2010 公益社団法人 腐食防食学会
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