材料と環境
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論文
データ同化を用いた海洋構造物の犠牲陽極電流量予測システムの開発
米谷 直樹審良 善和田代 賢吉飯田 知宏山路 徹天谷 賢治
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2014 年 63 巻 2 号 p. 43-49

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抄録
データ同化を用いて現場の情報を蓄積し,高精度な犠牲陽極電流量予測を行う手法を開発した.技術的知見から次の時刻における犠牲陽極電流量を予測するシステムモデルと,現場での電位測定値から犠牲陽極電流量予測値を修正する観測モデルの組み合わせにより,現場の情報を蓄積した電流量推定を行う.実際の港湾施設における測定データを用いて,本システムの有効性を示す.本手法は新たな防食維持管理法となることが期待される.
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© 2014 公益社団法人 腐食防食学会
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