材料と環境
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論文
セルオートマトン法を用いたステンレス鋼粒界腐食形態のシミュレーション
五十嵐 誉廣小松 篤史本岡 隆文上野 文義加治 芳行山本 正弘
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2014 年 63 巻 7 号 p. 431-437

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抄録
ステンレス鋼の粒界腐食の要因となる不純物の存在と腐食進展傾向との関係を明確にするため,セルオートマトン法を用いた粒界腐食モデル開発とシミュレーションを行った.粒界での不均一なリン化合物の析出を考慮したシミュレーションの結果,現実に見られる腐食途中から形状が変化する粒界腐食形態は,粒界の一部でリン化合物が多く析出することによって形成される可能性が示唆された.
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© 2014 公益社団法人 腐食防食学会
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