(株)神戸製鋼所 技術開発本部
(株)コベルコ科研 材料ソリューション事業部
2021 年 70 巻 10 号 p. 323-326
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
自動車用鋼板の高強度化に伴い水素脆化が懸念される.本研究では,1500 MPa級の高張力鋼板をU曲げ形状で大気腐食環境下に暴露し,水素脆化特性を評価した.曲げ部の半径が5 mm,10 mm,15 mm,負荷応力が1300 MPa,1500 MPaの条件において,銚子36ヶ月,宮古島海岸12ヶ月で水素脆化による割れは生じなかった.一方,宮古島海岸20ヶ月で割れが確認された.宮古島海岸24ヶ月で板を貫通する腐食が生じたことから,割れは腐食減肉により生じたと考えられる.
防蝕技術資料
防蝕技術
防食技術
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら