日本製鉄株式会社
東北大学工学研究科 日本製鉄共同研究部門
2022 年 71 巻 5 号 p. 158-164
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マルテンサイト系ステンレス鋼の脱不働態化pH(pHd)におよぼす塩化物イオン,酢酸イオンおよびMo添加の効果をアノード分極測定およびXPSによる皮膜解析を用いて検討した.塩化物イオンの増加は,皮膜の部分破壊を促進し,活性態から不働態への遷移を不鮮明にした.酢酸イオンの増加はpHdを上昇させ,不働態化に負の影響因子として作用した.Mo添加は,高濃度酢酸イオン環境において,pHdを低下させ不働態皮膜形成を促進したと考えられた.
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